携帯限定キャンペーンを成功へ導いた
ビートレンドの充実した教育体制「モバイルマーケティングカレッジ」
アミューズメント施設の企画運営を行うプレジャーキャストでは、ビートレンドの「モバイルマーケティングカレッジ」の操作教育コースを活用し、応募方法を携帯からのみに限定したキャンペーンを成功させた。休日には長蛇の行列をつくるアミューズメント施設「トーマスタウン」は、施設のみならず、キャンペーンの応募フォームの仔細な設定にまで、さまざまな集客アイデアをちりばめる。同社は、このビートレンドの操作教育をどのように活用したのだろうか?
目の前の疑問に応える「モバイルマーケティングカレッジ」の操作教育
携帯に限らず、ITというハードルが進化すればするほど必要になるのが、人間によるサポートだろう。この点に着目しているビートレンドには、すでに人間が対応する有人サービスのヘルプデスクがある。電話による無料サポートを行うヘルプデスクは、あまたある携帯SaaSやASPのなかでの品質は高い。
ビートレンドでは、操作方法をきめ細かく教える「betrend入門講座」を(旧名:betrendスクール)2008年5月からスタートさせた。ビートレンドのサービスを使うユーザからは切望されていたものだ。ユーザーに対するサポートは、マニュアルや電話だけではない。ユーザー教育は、対面で教える究極のユーザビリティーといえる。
IDを所持していれば、誰でも電話で質問できるヘルプデスクに対して携帯サイトやメルマガ配信の実施前にビートレンドの操作方法の基本を学ぶ「モバイルマーケティングカレッジ」の「betrend入門講座」がある。(2010年1月よりコース拡大に付き、名称変更)
「betrend入門講座」では、講師が基本の操作を教えてくれるだけではなく、その場で疑問点などわからないところをしっかり理解できるようになるまで教えてくれるところがユーザーからの支持を得ている。ユーザーの疑問にダイレクトに応える様は、学校でもあり、家庭教師のようでもある。
携帯を使った販売促進は、その運営方法や目的が企業によって大きく異なるが、基礎をしっかり理解し、その上で個々の企業の携帯活用の方法を学べるこの教育サービスは、携帯販促を行う強力なサポーターとなる。
すでに自社サイトを運営していたプレジャーキャストでは、キャンペーンを目の前にして「すぐに自社携帯サイトに申込フォームを追加し、申込上限付の限定数で応募させたい」というものだった。「betrend入門講座」は、短時間で効率的に習得でき、疑問もその場で解決できるから受講者の満足度は高い。
betrendの万全なセキュリティで大切な個人情報も守る
イギリス生まれの蒸気機関車をテーマにした「トーマスタウン」が、埼玉県新三郷の操車場跡地にオープンしたのは、2009年9月17日のこと。オープン記念として発売された「トーマスタウン来園記念Suica」の申込予約フォームをbetrend(旧名:BeMss)で作成し、それが完成したのは、その直前、オープン3日前のことだった。
操車場跡に設置された蒸気機関車キャラクターのテーマパークであることにちなんで生まれたこの交通系ICカードは、JR東日本とトーマスが初コラボしたという話題性で、鉄道ファンのみならず気になる限定商品である。
爆発的な売れ行きによって場内の混乱がおきることを懸念した同社では、その告知をWebと携帯サイトだけに絞って掲載し、購入には携帯からの事前予約が必要となるようにした。すでにある「トーマスタウン」サイトにbetrendを使って事前予約申込フォームを付加したのである。
購入希望者は、携帯サイトの予約フォームから申し込み、実際に来園した際には場内の特設カウンターで当選通知メールと引き換えに購入できる。携帯ならではの特色を活かした集客キャンペーンである。独学で携帯サイトを立ち上げたのは同社の運営企画課の草野順子氏。自社サイトがあるにも関わらず、なぜこの申込フォームだけはビートレンドのサービスを利用したのだろうか?
「申込フォームには個人情報が入力されます。これを自社で保持するためには、サーバーやデータセンターを構築しなければなりませんが、これには膨大な時間と費用が必要です。その点、信頼できるビートレンドのサービスを使えば、セキュリティと管理、その両面で安心できると思ったからです」
デッドラインに間に合う、究極の有人サービス
多くの事業がそうであるように、このトーマスタウンプロジェクトについても、オープン目前にさまざまな課題が噴出した。刻一刻と迫る開園日を前に、大切な個人情報を取り扱う予約申込フォームの作成にあたり、同社はビートレンドの教育コースで操作方法や管理方法を学んだ。
SaasやASPサービスでは通常、eメールなどの電子媒体で納品されることだけということが多いが、納品と同時に理解するために、同社のキャンペーン内容に合わせた使い方や3ヶ月に1回のバージョンアップによって追加された便利な新機能も使った最新の設定方法も教えてくれる。これがまさにユーザーにとっては即戦力となるのである。
講師に教えてもらい、画面を見ながら設定を確認し、操作をおぼえられる。わからないところはその場で質問する、安心だ。担当の草野氏は、もし電話のヘルプデスクだけで操作方法を確認していたら「オープンに間に合わなかったでしょうね」と、笑う。対面でしっかり理解できることは時短でもあるのだ。
「初めて扱うシステムは、まず、どう質問したらよいのかがわからないのですよね。電話だと、伝えるのが難しいと思うのですけど、対面だと、口ではうまく言えない疑問点がさくさく解決するのでストレスフリーなんです」
一見は百聞にしかず。いったん機能の全容を把握すれば、操作は驚くほど簡単になる。最初が肝心だ。
「最初にシステムの構造さえわかってしまえば、betrendは簡単ですよねぇ。取り込んだデータをエクセルにダウンロードできるし、設定した内容も、自分で変更できますからね」
この成功によって、今後は来場者、携帯サイトのユーザーともに、コアユーザーに育てる双方向なしかけも考案中。トーマスタウンが次に発信するアイデアは何か!?
- 「betrend入門講座」は、対面で学べ、早くしっかり理解できる。
- 顧客管理など、個人情報を扱う場合のコツはプロに聞く。
- 一見は百聞にしかずの「betrend入門講座」は、時間短縮の裏ワザだ。
株式会社 プレジャーキャスト
2003年、バンダイナムコグループとして創設。「キッズプラザきゃらんど」をはじめ、「こち亀ゲームぱーく」「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ ブリブリシネマスタジオ」など、人気キャラクターをモチーフにしたファミリー向けアミューズメント施設の企画・運営、コンサルティングを行う。なかでも、2009年9月に埼玉県新三郷の操車場跡にオープンした「トーマスタウン」は「きかんしゃトーマス」の屋内型テーマパークとしては日本初の試みである。教育と娯楽のミックスさせた「エデュテインメント」を旗印に、未就学児童が楽しみながら学ぶことのできるアトラクションが話題を呼んでいる。