株式会社エムピーキッチンホールディングス 様

“攻め”のマーケティングで来店数106%!
三田製麺所の販促戦略を支える『betrend』活用術

“攻め”のマーケティングで来店数106%! 三田製麺所の販促戦略を支える『betrend』活用術

つけ麺専門店 三田製麺所(運営:株式会社エムピーキッチンホールディングス)は、2008年に東京の三田に創業した人気のつけ麺専門店チェーンです。「濃厚豚骨魚介つけ麺」などの主力商品が人気を呼び、全国に50店舗(2026年3月時点)を展開しています。
2019年に『betrend』を導入し、公式アプリをリリースして以来、会員数は36万人を突破。データ分析をベースに、三田製麺所らしいエンターテイメント性あふれる“攻め”のマーケティング戦略を展開し、急成長を続けています。その舞台裏について、営業企画部の山田氏と保土澤氏にお話を伺いました。

営業企画部アシスタントマネージャー 山田氏

企画開発部 田内氏

営業企画部アシスタントマネージャー 保土澤氏

課題

・紙のスタンプカード運用による工数負荷
・顧客データの把握不足
・単調な販促と休眠顧客へのアプローチ

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導入効果

・アプリ会員証で、顧客・スタッフ双方の手間が解消
・ロイヤルユーザーの可視化
・データ起点の独自施策で、客数が前年同月比106%
・休眠顧客の再活性化、会員数36万人突破

紙のスタンプカードからアプリ会員証へ
DXのパートナーとしてビートレンドを選定した理由

ーーまず、公式アプリ(以下アプリ)導入の背景と、betrendを選んだ理由をお聞かせください。

山田: 以前は紙のスタンプカードを運用していましたが、カード忘れや紛失による機会損失やコスト、店舗オペレーションの負荷、利用者データがマーケティングに活用できないことなどが、経営課題として大きくなっていました。

2019年、紙のスタンプカードはもう限界という判断から、本格的にCRMシステムの導入に向けて、パートナー企業の検討に入りました。選定ポイントとしたのは以下の3つでした。

①来店スタンプ、顧客管理、情報配信など必要な機能がワンストップ
②飲食業態での活用実績が豊富で、運用イメージが描きやすい
③当社の運用フローに合わせたカスタマイズの柔軟性と、サポート体制の整備

この条件で比較検討を重ねた結果、betrendの導入が決定しました。上記の選定ポイントはもちろん、来店促進や再来店施策まで一貫して設計・運用できる点に大きな優位性を感じました。さらに、第三者(取引先)からの推薦があったことも、この決断を大きく後押ししてくれましたね。

DXの壁を解決した二つの仕掛け
ダウンロード当日特典と定期イベント「三田の日」

ーー紙のカードからアプリへの切り替えのタイミングでは、どんな課題や工夫がありましたか?

山田: 手渡しできる紙のカードとは異なり、アプリは、お客様に“能動的に”入手いただく必要があります。店内外のポスターやPOPに二次元コードを掲示し、わかりやすい導線を整備しても、アプリのダウンロード自体を面倒に感じるお客様もいらっしゃいます。

そこで、ダウンロードのハードルを下げるために、アプリをダウンロードしたらその場で「味付玉子」がもらえる、という特典を目玉として打ち出しました。

また、毎月3日を「三田の日」と定め、「トッピング全部乗せ」を無料で提供する施策を実施したところ、この情報がSNSなどでも拡散され、潜在顧客にもリーチでき、新規登録者を一気に増加させることができました。

ーーアプリ導入効果は、どんな場面で感じられましたか?

山田: スタッフのオペレーションが劇的にシンプルになりました。紙のカードの場合、お客様が財布からカードを取り出し、スタッフがスタンプを押すという「ひと手間」が発生します。特に混雑するランチタイムでは、このわずかな時間が回転率に影響します。この「ひと手間」がなくなったことで、スタッフの負担は軽減され、売上面にも良い影響がありました。

また、紙のカードでは不可能だった有効期限の管理が自動化されたことで、現場スタッフが煩雑な作業から解放され、接客に集中できる体制が整ったと感じています。

店舗の各座席に掲示している「来店スタンプ」と
ダウンロード特典「味付玉子」のPOP

ロイヤル化・客単価アップ・休眠顧客活性化
三田製麺所が実践する属性別アプローチ施策

ーー2026年、「新春くじ」とバレンタインの「友カラ」は、独自性あふれるキャンペーンとして話題になりました。ユニークな仕掛けの手応えを教えてください。

保土澤: この2つの企画は、アプリの活性化施策として良い事例となりました。
「新春くじ」は、お客様参加型の体験が好評で、来店数は前年同月比106%、くじが引かれた回数は2万6千回を記録しました。元日からの1週間というのは、通常売上が落ち込む時期ですが、この施策によりそのマイナスを補完できたんです。

アプリを通してお客様に繰り返しご来店いただきたいのに、ただ来店スタンプを提供するだけでは「ただのスタンプ帳」の域を出ません。そこにアプリのミニゲームを活用した「ハズレなしの新春くじ」のように「遊び心」を効かせ、ワクワクしながら参加できる要素こそが、お客様とのコミュニケーションを活性化し、来店のモチベーションアップに繋げることができるのだと実感しました。

ーー「唐揚げ+1個」施策を、バレンタインに絡めて友チョコならぬ「友カラ」というキャッチーなフレーズに落とし込んだことで、大きなPR効果が生まれましたね。

保土澤: こちらは客単価アップ施策として実施したのですが、単なる割引では「お腹いっぱい食べたい人の三田製麺所」というブランドイメージに合わない、ということで「唐揚げをプラス1個(倍盛り)」というボリューム感を打ち出した内容にしました。

当時2月だったため、バレンタインに絡めた「チョコっとしたプレゼント」というコンセプトで打ち出したことも相まってか話題となり、大手検索サイトにも取り上げられました。

「新春くじ」「唐揚げ+1個プレゼントキャンペーン」のPOP

ーー会員施策を上手く結果に結びつけていらっしゃいます。クーポン配信など通常会員向け施策に加え、休眠会員向けの施策も戦略的に行われていますね。

保土澤: クーポン設計では、ダウンロード特典や誕生日クーポン、来店回数に応じた特典に加え、休眠顧客向けの「掘り起こしクーポン」も積極的に活用しています。

通常クーポンと休眠会員向けクーポンはターゲットを明確に分けて運用しています。休眠会員向けの事例では、一定期間ご来店のないお客様に「チャーシュー1枚プレゼント」クーポンを配信したところ、再来店率が最大1%向上しました。

母数(会員数およそ36万人)を考えると、単純に数千人規模の再来店を促したことになります。他の施策との複合効果もあると思いますが、数字に反映されるのは嬉しいですね。

betrendの主要機能をフル活用
クロス集計によるレポートは会社の羅針盤に

ーーbetrendの機能を幅広く活用されていますが、特に「使いやすい」と感じる機能や、頻繁に利用しているものはありますか?

山田: 最も頻繁に利用しているのは「ダッシュボード」と「プッシュ通知」です。ダッシュボードでは日々の新規登録者数を把握し、プッシュ通知は新メニューや営業時間変更のお知らせに活用しています。

アプリのUIも直感的で使いやすく、カテゴリー分けやスライドの動きもお客様にとって親しみやすい設計だと思います。来店スタンプの取得フローも分かりやすい点が好評です。
また、クロス集計機能は週次の数値報告書を作成する際に深く活用しています。この機能で導き出した複数の指標を組み合わせ、詳細なレポートを作成し、営業企画部が窓口となって全社に共有しています。

それから、カスタマイズ機能として導入した「来店回数ランキング」ですね。これはお客様目線では競い合う楽しさを提供できつつ、運営目線ではロイヤルユーザーの傾向をデータで把握できるという点で面白く、施策立案にも役立てられています。

データの可視化×スタッフの地道な努力で
さらなる会員数拡大を目指す

ーー今後の販促方針や展望についてお聞かせください。

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株式会社エムピーキッチンホールディングス

【MPキッチンの全従業員の使命】“すべての人に、満腹と幸福を”我々はフードビジネスを通じて、消費者が美味しいと感じられる食の提供や、楽しいと思える食の場を提供します。我々はフードビジネスを通じて、従業員が幸福感とプライドを持って従事できる職場環境を創ります。これがMPキッチン全従業員のミッションです。

※文中の商品名、社名等は、各社の商標または登録商標です。

※本記事は2026年3月取材時の内容です。

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