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IT&マーケティング最新事情

続・2015年消費者とのBtoCコミュニケーションはどうなるのか!?

続・2015年消費者とのBtoCコミュニケーションはどうなるのか!?

2015年02月27日

ビートレンド株式会社
代表取締役社長 井上 英昭

前回は、オムニチャネルと共に、アプリ、SMS、LINE、Twiter等を従来のメールマーケティングと併用する「マルチチャネル」が2015年の潮流となるのではというお話をさせていただいたが、今回は最も強力なコミュニケーションツールのお話。

Facebookの利用者が約2,400万人、LINEの利用者は約5,200万人とも言われるが、国内最大の利用者数を持つコミュニケーションツールは、言うまでもなく1億人以上の利用者数を持つ「電話」である。

スマホにもせっかく通話機能が搭載されているのに、そのことはあまりに当たり前過ぎて空気のような存在になってしまったのか、誰も話題にしない。メディアにも取り上げもらえない少し可哀想な「電話」。

そんな「電話」だが、最近、IVR(音声自動応答)のキャリアによるクラウド化、Twilio社(米)などベンチャーの電話APIなどの登場で、俄に脚光を浴びつつある。

ビートレンドでは、このたび発表したクラウド型の「カスタムIVR」というサービスがそれに相当する。従来は、数千万円かけて構築していたような音声自動応答のシステムがクラウド化により、月額数万円で非常に短期間の準備で実施できるようになった。

これを活用して、横浜市金沢区の『緊急時情報伝達システム』で実証実験が行われたが、何度かの実験で、発信した電話に対する応答率はほぼ100%に近づいてきた。高齢者も含め、9割以上のレスポンスが得られるコミュニケーションツールは他ではあり得なく、最強と言って良い。

電話番号がコミュケーションの入口になることで、自治体の緊急連絡での活用のみでなく用途はさらに広がりをみせており、いろんな業種業態で利便性が高まってきた。

横浜市のように情報取得とアンケート回答を通話のみで完結する利用方法に加え、電話の転送やSMS経由でWEBに誘導する利用方法もある。キャンペーンの当選者の電話番号に対して、賞品発送用の個人情報入力フォームをSMSで送ることもできるし、景品を電子マネーギフトにすれば、
「キャンペーン事務局の無人化」という従来あり得ないことも実現可能だ。

「電話をかける」という簡単な方法でアクセスすることができ、端末の機能や利用者の知識に依存することなく、効率的にWEBに誘導することができる。

告知方法においても、電話番号であればあらゆるメディアを活用することができ、ラジオやイベント会場などで、口頭で伝えることができるという利点もある。

これにより、成長が続く通信販売の市場でも、従来の「EC」に加え「IVRC(IVR通販)」が大きく普及するのではと睨んでおり、近々、通販事業者向けのサービスをリリースする予定だ。

乞うご期待!

報道資料

■ビートレンド、横浜市金沢区の『緊急時情報伝達システム』の実証実験に参加)
https://www.betrend.com/news/20150218/

■ビートレンド、通話を活用した情報受発信システム『betrendカスタムIVR』をリリース
https://www.betrend.com/news/20150218-2/

※文中の商品名、社名等は、各社の商標または登録商標です。


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