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IT&マーケティング最新事情

アメリカの最新宅配事情

アメリカの最新宅配事情

2015年07月23日

通販評論家  村山 らむね
(有限会社スタイルビズ 代表取締役 青山直美)

Amazonが、多面体的に攻めている。この、攻めの姿勢はすさまじい。特に、ここに来て宅配関連での攻撃性は目覚ましい。その中で注目すべき2つのニュースをご紹介しよう。

1.ラストワンマイルへの一般人利用
最近発表されて、話題を呼んでいるのが、“OnMyWay”という宅配における“ラストワンマイル”に一般人の力を借りるというニュースだろう。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1506/17/news091.html

ここのところ、シェアリングエコノミーというものが非常に注目されいる。遊んでいる民間の資源と利用したい人をマッチングし、既存のビジネスにはない価格と楽しさを提供している。タクシーの分野では、Uberが。宿泊の分野では、Airbnbが。デートマッチングの分野では、Tinderが。ユーザーに新しい価値を与えて、既存のビジネスに打撃を与えている。

そして、実はAmazonが一般人を宅配に利用するというのは決して革新的なことではなく、すでにDelivなどが始めている。Delivは、Macy’sなど大手百貨店が採用している即日配送サービス。

■Deliv
http://www.deliv.co/

■Deliv利用企業
http://www.deliv.co/participating-retailers/

錚々たる企業が利用していることがわかる。

企業側は、ピックアップして欲しい荷物があるとアプリを通じて発信し、近くにたまたまいるドライバーがそれをピックアップすることを意思表示する。
ドライバーは、レジに予め用意された梱包済みの商品を受け取り、消費者に届けるのだ。運が良ければ女性ドライバーでも一時間20ドルくらい稼ぐことが可能だという。

企業側のメリットは、届けて欲しい荷物があるときだけ、このサービスを利用すればいいので、ドライバーを雇用することもなく、車を持たなくてすみ、店頭レジからの出荷なので倉庫さえいらない。

ドライバーのメリットとしては、Uberのように人を乗せる自信がない人も、荷物ならばということで、特に女性や高齢者に受けている。これだけで食べていくのは難しいが、誰かに必要とされることが生きがいになるような高齢ドライバーにはうってつけだろう。

そしてDelivは、倉庫を持たず、ドライバーを雇用することもなく、一台の専用車も持たず、ただひたすら仲介アプリだけで業績を上げている。

このように、今まで玄人がやっていたサービスに、素人をうまく配役させることで、経営コストをかけずに早さと安さを実現する領域は、広がるだろう。日本でも、このようなサービスは近々に実現する予兆がある。

Amazonの強みは、素人ドライバーの募集コストが少ないことだろう。素人ドライバーも、安心して働きたいと思えば、多少1回あたりの報酬が少なくとも、金払いに安心感のある大手の荷物を引き受けたいと思うはず。Amazonのキャッシュの回転の早さは定評があるところ。

当然、Amazonは最初は自社の荷物のドライバーを募集するだろうが、今後は、Delivのようなサービスの競合になる可能性もないわけではない。非常に注目したいところだ。

※文中の商品名、社名等は、各社の商標または登録商標です。


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