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IT&マーケティング最新事情

新時代のコミュニケーションツール!?

新時代のコミュニケーションツール!?

2014年12月25日

ビートレンド株式会社
取締役 永山 隆昭

コンシューマー向けのサービスというのは、あっという間にメジャーになってしまうサービスがしばしば登場しますよね。アメリカだとSnapchatとか、日本だとLINEとかがそんな感じだったと思います。

一方企業向けのサービスだと、ユーザーである企業側もそんなに新しいものをほいほい取り入れるわけにもいかないので、いまメジャーになっているサービスでも徐々にゆっくり広まっていったというのが現実でしょう。ところが最近になって、この常識を打ち破ってあっという間に多くの企業に受け入れられつつあるサービスが出てきました。それが今日紹介するSlackです。

私が初めてSlackの名前を記憶したのは、たぶん4月に40億円程度の増資が発表されたときのことだと思います。
その後8月にWIREDの記事で取り上げられて、なにかすごいことになっているなと感じました。
http://www.wired.com/2014/08/the-most-fascinating-profile-youll-ever-read-about-a-guy-and-his-boring-startup/

記事の中にSlackを利用している企業リストがあり、ソニーやDell、AOLなどが名を連ねています。サービス開始(去年の8月)から1年ちょっとということを考えると大したもの。

また、記事のすぐ下の所には、人材募集の中の社員特典の一つとして「Slackが使えること」がある。これはもうちょっとしたブームだなという感じです。

さてSlackとはどんなサービスなんだ?ということですが、身近な例を挙げるとSalesforceのChatterのような社内コミュニケーション・コラボレーションのためのツールということになります。下のデモサイトのUI画像をみると、おおよそのイメージがつかめるでしょう。
https://slack.com///is/team-communication

実はこの分野は、PCが社内LANでつながれ始めた1980年台後半から長い歴史を持っており、ナレッジ・マネジメントやグループウェアといった隣接分野も含めて過去に多くの製品やサービスが世の中に出てきています。
たとえばロータスノーツやその後継を狙ったGroove、今は無きGoogleWave、マイクロソフトが買収したYammerといった名前がすぐに思い浮かびます。

それではなぜSlackがいまこんなに“受けている”のか?というところですが、会社の中の様々なアクティビティが複数のクラウドサービス上で分散して行われている現状にうまくマッチしたというところだと思います。
Slackではチャネルと呼ばれる会議室のような所に、様々な外部ソースからの情報を自動的に取り込むことができます。

Twitterで会社のアカウントに向けれられた呟き、GitHubでコードがチェックインされたというアラート、Zendeskでのサポートログのエントリーといったものがその例です。DropboxやGoogleDrive上のファイルの貼り付けや、ファイル内のデータの検索も行えるようになっています。

下のページにサポートされている外部サービスのリストが掲載されています。
https://slack.com/integrations

このラインナップを見るとやはり開発系が強いような感じですが、Mail Chimpのようなマーケティング系のサービスもサポートされています。
再び上のWIREDの記事の内容ですが、Slackの目標は、開発だけではなく企業内のあらゆる活動を統合するためのプラットフォームを提供し次世代のMicrosoftになることのようですから、今後もサポートされる外部サービスはどんどん増えていくことでしょう。ちなみにWebhookやAPIを利用すれば、リストにないサービスとの統合ももちろん可能なようです。

さて、今日Slackを紹介したのには二つの理由があります。一つは当然、便利そうなサービスなので当社でも使えるかどうか検討してみるということ。二つ目は、今すぐではないと思いますが、将来的にはお客様がビートレンド上で行った様々なアクティビティやそのエラーログがSlack上に取り込まれる必要性が出てくるだろうということです。Slackの勢いを見ると、その将来は案外近いかもしれません。

※文中の商品名、社名等は、各社の商標または登録商標です。


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