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髪型だけではない。新しいヘアサロンのスタイルとは?

TONI&GUY JAPAN Mobile携帯サイト
TONI&GUY JAPAN Mobile

満足ではなく、感動を。これが、高級ヘアサロン「TONI&GUY JAPAN(トニーアンドガイジャパン)」のコンセプトだ。美容室の激戦区東京・青山をはじめ、全国に直営店9店舗、フランチャイズ12店舗を構える同サロンは、日本にいながらにしてイギリス仕込みのテクニックとサービスを受けられる“感動”を与える。

2006年には美容室のなかではまだまだ少ない携帯サイト「TONI&GUY JAPAN Mobile」も立ち上げた。髪型だけにとどまらない、ヘアサロン自体の新しいスタイルとは?

1.世代間ギャップを埋めた若手の熱意と上司の理解。

業種を問わず、携帯サイトを導入する際の最大の難関は、実は社内の世代間ギャップにある。そもそも携帯電話が世に出たのは1987年のこと。1970〜80年代生まれで、いわば携帯とともに成長した若手社員に対して、携帯をひととおり使いこなしても、携帯のない青春時代を過ごし、その本質に携帯との距離感がある中年世代。上司と部下の間には、携帯に対する体温の違いがあるのだ。国民のふたりにひとりが携帯を持つ現在でも、会社組織で携帯サイトを立ち上げようとするとき、この溝は深く横たわる。

トニーアンドガイジャパンでも、集客ツールとして携帯サイトのアイデアが飛び出したのは、やはり20代を中心としたミーティングの席だった。試行錯誤の末、最終的には現場の意欲を本部が受け入れるかたちで決定がなされた。

TONI&GUY JAPANスタッフ2007年ミス・ユニバースの
グランプリ森理世のヘアを担当
したのはトニーアンドガイ
ジャパン。世界的に知名度の
あるブランドだ。

携帯サイトを立ち上げて運営するのも、当然、現場の若いスタッフだ。全国直営店9店舗、フランチャイズ12店舗のうち、青山店の現場スタッフが中心となって立ち上げた。現場ではカラーリングを専門とするカラーリストである担当者は、特別な経験があったわけではないが、ゲーム感覚で楽しみながらサイトづくりをしたという。HTMLなどの専門知識がなくても、法則性に基づいた操作性があり、簡単に構築できるのは、BeMssの最大の強みである。

ユニークな点は、更新のスタイル。店舗ごとに携帯サイトの担当者を決め、「チームモバイル」とでもいうべきスタッフを配したことで、店舗単位のきめ細かな更新も可能になった。チーム全員、美容師であり、接客の合間をぬってのサイト運営である。青山サロンから始まった取り組みはTONI&GUY JAPAN全体に浸透してきている。

2.ブランドイメージを保ちつつ、見やすさの工夫も。

「TONI&GUY JAPAN Mobile」は、シックなビジュアルが印象的だ。モスグレーの背景色に白地で文字を抜き、モノトーンを基調とした店内インテリアと連動している。トップ画像は、イギリス発の最新コレクションから選ばれたスタイリッシュな一枚だ。だからといってデザイン優先というわけでもなく、携帯という小さい画面でも、内容が一目でわかるようなシンプルなレイアウトである。同サロンのブランドイメージを伝えることを追求しつつも、携帯ならではの見やすさの工夫が随所に見受けられる。

携帯アンケートの画面サロン利用者を対象にした
携帯でのアンケート

サイトの目玉はアンケートだ。サロンの利用者を対象に顧客満足アンケートを実施し、回答者には次回来店時のポイントが2倍になるという特典つきだ。もともと店内にはアンケート葉書があったが、回収率のわりに経費がかかった。携帯を通じてアンケートを行えばペーパーレスで経費削減になり、ユーザーがポストに投函する手間も省ける。「経費節減で販売促進」。このフレーズも、携帯に違和感がある上司を説得する、格好の殺し文句になるはずだ。

アンケートの回収率は店舗によって異なるが、ここでもやはり世代の壁がたちはだかる。ユーザーの年齢層によって、回収率のばらつきが見られるという。

3.情報が流通する、新しいヘアサロンへ。

携帯サイトの立ち上げから1年、社内の世代間ギャップは少しずつ変化している。現場でフル稼働しながら携帯サイトも運営する若手の実行力と、その働きを正当に評価する上の世代の寛容によって、社内に新しいコミュニケーションが生れつつあるようだ。

携帯サイトは、ユーザーのためのツールでありたい。トニーアンドガイジャパンは、そう考える。今後はユーザーとの関係をより緊密にするために、バースデーカードなど、現在葉書で行っている顧客サービスを徐々に携帯に切り替えて行く予定だ。デコメールなど、もらってうれしいDMメールを活用すれば、ユーザーの満足度は感動へと変わるはずだ。

理美容師が髪結いと呼ばれていた時代、そこは人びとが寄り集まる社交場でもあった。時代は移ったが、ヘアサロンが情報発信基地としての側面をもつことに変わりはない。

ヘアスタイリストやカラーリストとの会話を楽しみながら最新の美容トレンドや街の噂話を耳にし、目の前に山積される雑誌の最新号から情報を目にする。美容室の利用者はそんな時間を過ごすことで、ヘアスタイルを整える以上のナニカを得る。雑誌を携帯に持ちかえることで、スタイリストたちとの会話がよりはずむ。新しい接客のスタイル。一歩先ゆく情報の流通。これからは、そんなヘアサロンでの過ごし方が定着するかもしれない。

成功のポイント

  1. 携帯サイトの立ち上げには、若手世代の熱意が何よりの説得材料となる。
  2. 携帯サイトに不寛容な上司には「経費削減で販売促進」という殺し文句がつかえる。
  3. 携帯サイトを立ち上げると、接客の間口が広がる。

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株式会社トニーアンドガイジャパン 

1963年イギリスでオープンして以来、いまや世界中に400店舗を構える高級ヘアサロン「トニーアンドガイ」の日本法人。本場イギリスの技術を体験できるだけでなく、アジア人女性ならではのトレンドも取り入れた手法で、現在は国内に直営9店舗、フランチャイズ12店舗を構える。そのほか国際的に活躍できるヘアスタイリストを養成するスクールの運営や、2007年ミス・ユニバース世界大会の優勝者・森理世のヘアを担当したことでも話題に。
Webサイト:http://www.toniguy.co.jp/

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こちらで紹介しているトニーアンドガイジャパンの携帯サイトは、下のURLからご覧いただけます。

URL

http://bemss.jp/toniguy/

 

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