
劇団ひまわりの携帯サイト
携帯サイトには、テレビや舞台で活躍する俳優や歌手への門戸もある。オーディション番組や専門誌のほかに、最近では、劇団やプロダクションが開設した携帯サイト内からの公募が一般的になりつつある。携帯サイトの機能はeコマースや情報提供にとどまらず、スターへの登竜門にもなりうるのだ。
多くの俳優をはじめとする人材を輩出してきた劇団ひまわりでも、研究生を専用の携帯サイトから公募している。このサイトでのユニークなBeMss活用法とは?
50年以上の歴史を誇る劇団ひまわりは、これまで数多くのスターを育ててきた。現在では全国に養成所やスタジオを配し、国内最大規模の俳優養成機関である。子役の印象が強いが、所属する研究生の年齢は幼児からシニアまで幅広く、生涯にわたって演技という自己表現の修練を積むことができる。
劇団ひまわりは、全国に養成所や
スタジオを配し、国内最大規模の
俳優養成機関である。
携帯サイトから研究生を公募する件については、PCからの応募を始めると同時期から模索が続いていた。そのなかにはBeMssなど他社のASPサービスを利用せず、自社でサイトを構築する選択肢もあったという。ただ、自社で携帯サイトを作るには、PCとは異なる携帯独自のルールが障壁となっていた。
この壁をとりのぞき、手間のかかる作業を一括で引き受けるのがBeMssのASPサービスである。
自社構築であれば、端末ごとの仕様に合わせた開発が必要となるが、BeMssならば自動的に端末に合わせた仕様に変換される。また、サイトの修正も、データベース構築も同じ管理画面で操作できるので、忙しい中でも効率的に作業が行える。このサイトを製作した担当者の目から見ても、BeMssは使いやすいという。
「サーバーの安定性と費用対効果が、圧倒的でしたね」
BeMss採用のきっかけとなったのはBeMssのクライアントに大手コンピュータメーカの名前を見つけたから。「コンピュータメーカが使うサービス」として信頼を寄せたという。「安定性と費用対効果」は、BeMssが大手企業に愛されるキーワードでもある。
携帯を使った登録フォームは
郵送の場合を上回る成果を
生んでいる。
2006年にBeMssを使った携帯サイトにしてからというもの、研究生の応募の際に内容の更新を行う作業は格段に手軽になった。現在、モバイルサイトからの応募は、郵送からのものを上回っているという。携帯サイトによって研究生への応募が身近になったことは、全国の施設で演技などのレッスンを行える利点とうまくマッチしたということだ。
内容についても同様だ。劇団の公演写真をトップ画像に配し、ひまわり色の背景色で彩られたこのサイトは、ひと目で、劇団ひまわりのイメージが伝わる。応募コンテンツも、簡単な操作でたどりつけるようになっている。導線をわかりやすくすることで「はじめの一歩を軽くする」ことを心がけているようだ。応募してくるのは、その保有率が中学生では50%、高校生では90%を超える10代だけでなく、かれらの親世代、祖父母世代も少なくないという。さまざまな世代にとって、より身近に、より手軽に応募できるための配慮だ。
サイト全体の構築はBeMssだが、この応募要綱ページは劇団ひまわり独自のコンテンツだ。応募者は経歴の記入とともに写真の添付が必要になることや、個人情報を管理する繊細な問題もからみ、この応募ページについては劇団ひまわりが独自に制作している。頻度の高い携帯サイトの更新はBeMssで行いながら、作りこんだ自社システムとも連携できる。こんな柔軟性もBeMssの特色である。
この携帯サイトは研究生の公募のほかに、公演のチケット販売サイトへの入り口にもなっている。電話などを通してチケット販売をしていた時期に比べると、顧客と販売担当者双方にとって利便性が高くなっている。
現在の携帯サイトは、研究生の公募とチケット販売の二本柱だが、今後は、訪れた人が楽しめるサイトを目指すべく、さまざまな方向を模索している。
そのひとつに、全国に在籍する研究生から生の声を拾う、というユニークなアイデアも検討されているそうだ。現在、研究生とのコミュニケーションは、同劇団WEBサイトでの、劇団側からの一方的なお知らせにとどまっているが、今後は研究生と劇団との双方向コミュニケーションを携帯サイトでも行いたいと考える。携帯の持つ独特のメディア特性によって、より密接なコミュニケーションができる点に着目したのだ。
自社コンテンツとBeMssをカスタマイズし融合させることで、携帯サイトはますますオリジナルの度合いを深める。そこには、「ここでしかできない発言」「ここでしかない情報」が集まる。独自のコミュニケーションが広がる、ということだ。
劇団ひまわり 新作ミュージカンル「銀河鉄道の夜(ベガ公演)」より
詳しくは、同劇団オフィシャルホームページをご参照ください
http://www.himawari.net/stage/ginga/index.html
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1952年に創立された俳優養成所・芸能プロダクション。現在では全国の主要都市で養成所を運営する。オーディションに合格した研究生に対し、演劇による普遍的なコミュニケーションや自己表現をそれぞれのスキルに応じて学ばせることで、TV、映画、舞台公演などへの出演をはじめとして様々な人材を育成、輩出し続けている。最近では声優の育成においても評価が高い。
Webサイト:http://www.himawari.net/
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