辰巳出版「Gスピリッツ」

老舗スポーツを、新参メディアで伝道する。

Gスピリッツの携帯サイトGスピリッツの携帯サイト

雑誌の携帯版サイトが面白い。母体となる紙媒体のイメージは踏まえながらも、雑誌では追いきれない情報を伝えたり、独自の特典がついたり、モバイルならではの楽しみを提供する。

辰巳出版(株)のプロレス月刊誌「Gスピリッツ」は、創刊と同時に携帯サイト「モバイルGスピリッツ」も立ち上げた。雑誌編集者がコンテンツ制作も兼ねることで、雑誌と有機的に結びついた携帯サイトだ。プロ野球とならび、老舗スポーツであるプロレスが、モバイルという新参メディアを通じて伝道される。このサイトの底力とは?

1.モバイルの機動力を生かしたリアルタイム速報。

新旧プロレスファン待望の雑誌「Gスピリッツ」は、月刊誌である。「Gスピリッツ」の前進となる「週刊ゴング」で、携帯サイトのノウハウを積み上げてきた編集部では、雑誌の創刊にあわせ、BeMssのASPサービスを利用した無料携帯サイト「モバイルGスピリッツ」も立ちあげた。

プロレスフリークにとって、いちばん気になる情報といえば、試合結果。これまで試合結果は、週刊誌にたよるところが多かったが、ネットやモバイルの台頭で、紙媒体の速報性が薄れた。そのため、新創刊にあたっては、雑誌と携帯サイトの役割を明快にわけた。雑誌では月刊誌ならではの多層的でディープな読み物をメインに、携帯サイトではそれまで週刊誌が担ってきた速報性のあるニュースを随時提供する。なにしろ携帯サイトでは、国内だけで年間2000試合とも言われるプロレスの試合結果を、ほとんど網羅しているのだ(!)。

Gスピリッツ Vol.1 表紙月刊誌「Gスピリッツ」Vol.1

更新頻度が多く、速報に命をかけるこのサイトに欠かせないのが、BeMssの「写メろぐ」サービス。ブログ更新の要領で、携帯からメールを送れば、そのままサイトが更新できるサービスだ。いちいちホストコンピュータに戻って操作するタイムラグがないので、たとえば、試合が終わったばかりのリングサイドから携帯メールを打てば、まだプロレスラーの血潮がたぎっているうちに、試合結果が更新される。ほぼリアルタイム、モバイルならではの機動力を使った臨場感あふれるサイトである。だが、このサイトの本当の売りは、これだけではない。

2.編集者がモバイル運営も兼ねることのメリット。

「モバイルGスピリッツ」の大きな特長は、同誌編集者がモバイルコンテンツの制作にも携わっている点だ。もともと紙媒体と携帯は親和性が高い。ふたつのメディアの特性を生かし、自由度が高く垣根の低い、ユニークな企画が目白押しだ。

Gスピリッツ Vol.2 表紙月刊誌「Gスピリッツ」Vol.2
 
Gスピリッツ DVD 読み物満載の雑誌に、
お宝動画のDVDがついて
1050円(大特価!)

雑誌の人気コーナーのひとつが「長州力の人生相談」。カリスマレスラー長州力が、読者のどんな悩み事も迎え撃つ、堂々企画である。この相談内容を携帯サイトでも募集しているのだ。携帯サイトからお悩みをメールし、長州力の答えは雑誌で見る。「つづきは雑誌で」というわけだ。また、ミリオンセラーを記録した伝説のプロレス漫画を雑誌で復活させ、携帯サイトでは外伝を小説版として連載する予定だという。メディアが違えば、表現も違う。読者にとっては一粒で二度美味しい企画ではないか。

今後も、携帯サイトで人気の高いコラムは雑誌連載に切り替えるなど、両メディアの間を柔軟に往来する企画を盛り込んでいく。

雑誌「Gスピリッツ」がDVD付きで1050円という価格に対して、携帯サイト「モバイルGスピリッツ」は、完全無料の携帯サイト。無料で、これだけコンテンツが充実したプロレス携帯サイトは、ほかに見当たらない。プロレスに詳しくなくても思わず見たくなる秀逸なコンテンツの数々は、プロレスを愛する編集者が手がけるからこその底力だ。

この価格破壊同然の所業、真の狙いは、業界全体を見据えたところにある。

3.新規ファンを獲得する窓口としてのモバイル。

週刊から月刊へ。「Gスピリッツ」として生まれ変わった雑誌のコンセプトは、ずばり「女性が電車のなかで読めるプロレス誌」である。これまでの長年のプロレスファンも満足する読み応えのある企画を盛り込みつつ、新しいプロレスサポーターをも獲得するために、デザインを刷新した。そして、携帯という“若者メディア”を使い、若いファンが育ちにくいと言われる業界全体を活性化するための窓口が「モバイルGスピリッツ」なのである。

プロレスは、勝つことだけが目的のスポーツではない。どれだけ観客を魅了するか? どれだけ説得力のある戦いができるか? そんな“哲学”を秘めている。言い換えると、レスラーだけではプロレスは成り立たず、選手と観客が一体となってひとつの試合をつくりあげる。熱心に応援するファンあってこそのスポーツなのだ。

プロレスの一部ともいえる大切なファンとファン予備軍に向かって、「Gスピリッツ」は、その奥深さを多角的に伝え、「モバイルGスピリッツ」は、その面白さを広く伝える。それが、プロレス界の未来をつくる。

成功のポイント

  1. BeMssの「写メろぐ」サービスを使えば、ほぼリアルタイムで、情報を更新できる。
  2. 携帯担当者と母体となる媒体の担当者が兼任すれば、柔軟でユニークな連動ができる。
  3. 業界全体の活性化を狙うなら、若者メディアの携帯にサイトを開けば、未来も開ける。

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辰巳出版(株)「Gスピリッツ」

実用書やエンターティンメントの分野でグットセールスを記録する出版社。月刊誌「Gスピリッツ」は、プロレスファン伝説の雑誌「週刊ゴング」の編集者が母体となり、同社で生まれ変わって2007年9月に新創刊された。デザインが洗練され新規ファンもとっつきやすい一方、その内容は大物レスラーの過去と現在を掘り下げたロングインタビューや検証企画など、ディープなファンもうなるガッツリ企画が目白押し。ハチミツ二郎やユリオカ超特Qをはじめ筋金入りのプロレスフリーク芸人による連載も人気。
Webサイト:http://www.tg-net.co.jp/

Gスピリッツの携帯サイト

こちらで紹介しているGスピリッツの携帯サイトは、下のURLからご覧いただけます。

URL

http://bemss.jp/g-spirits/

 

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