手作り携帯ショップで、ハンドメイドの良心を売る。

アリヴェ デパール

 

大手モールに属さない、携帯・ハンドメイド戦略

本来、個人商店の集りであったネットショップの世界でも、大手ショッピングモールへの参入が当たり前になった。実のところ、必ずしも大手ショッピングモールの傘下にならなくても、工夫次第で携帯ショップは開業できる。 ショッピングモールに属さず自社携帯サイトで実績を上げる、インテリア雑貨店「アリヴェ デパール」(運営 プラスアンドカンパニー(株))。betrendのサービスを利用して自分たちで運営する、そのハンドメイド戦略とは何か?

 

 

煩雑な在庫管理も、betrendならすぐ、簡単に

首都圏にリアルショップを構える「アリヴェ デパール」、同店の人気商品は、ハンドメイドの味わいが光る、いわゆる1点ものである。既製品にはないぬくもりを感じさせる雑貨のイメージは、甘くカラフルな背景色を用いることでパソコンや携帯のショップにも反映されている。

「モノを売る」だけでなく、ショップのネット・携帯版として、「イメージも売る」サイトである。

雑貨という名の通り、取り扱う商品の点数は多い。パソコンでは700点、携帯では250点にものぼる圧倒的な商品を管理してるいのは、たった数人のスタッフ。陰でバックアップしているのは、betrendの在庫管理サービスだ。

アリヴェ デパールの携帯サイト(左)

betrendなら管理画面の該当商品にチェックを入れるだけで、携帯ショップの在庫情報を切り替えることができる。欠品情報、限定商品などの管理も簡単だ。ことに同店のように、店舗、パソコン、携帯と、いくつものルートで商品が動いているケースに、「すぐ」に最新在庫情報を表示できることはとても有効だ。

 

 

パソコンのセールストーク。携帯のセールストーク

同じ商品を販売するにしても、対面の店舗とネットではセールストークが異なるように、パソコンと携帯でも、媒体が違えば、購入の引き金となる写真の見せ方が異なる。たとえば、同店の人気商品「ネコのガマグチ」を参考に比べてみよう。

パソコンサイトの商品写真。余白をつくり商品を斜めに配置して、センスを見せる構図。

カラフルなパッチワーク風の生地に黒猫をあしらったレトロモダンなガマグチは、1点ごとに生地も猫の表情も異なるハンドメイド商品である。

パソコンでは商品写真の点数は4点、携帯では3点。ユーザーが商品を検討しやすいように、アングルを変えた写真が並ぶ。

さらにパソコンと携帯では、写真そのものが異なる。媒体の特性に合わせて、それぞれ撮り下ろしているのである。パソコンの写真は“遊び”のあるレイアウトで商品を陳列し、雑貨のセンスを伝える。携帯は、画面が小さいので、シンプルにわかりやすく見せる。

同店では、色違い商品も、なるべく1点ずつ写真で見せている。プルダウンの文字情報で色を選ばせるほうが効率的だが、ショッピングの楽しみは減るからだ。店舗でのセールストークに当たる商品説明でも、作家の思いと、売り手の商品に対する愛情をあますところなく伝える。

このような心配りによって、すでにガマグチを買った人も、つい、他の柄も欲しくなって携帯でリピート購入するという。出来合い素材を使って情報をコピー&ペーストしただけでは出会うことのできないユーザーが、そこにいる。

携帯サイトの商品写真。商品にフォーカスして、ガマグチの中身をわかりやすく見せる構図。

 

 

携帯の個人商店は、ニッチ市場に有効

街から、個人商店が消えていく。商店街に根を生やした昔ながらの店も、次々と大手チェーン店に吸収される。どこへ行っても画一化された風景で、それがグローバルスタンダードといえばそれまでだが、個性が薄れて味気ない。いま、街で起こっていることは、パソコンや携帯の世界でも現在進行形で起こっている。

大手企業のショッピングモールに属さず、あくまでも店舗を軸としたネットの個人商店として裾野を広げる「アリヴェ デパール」の狙いは、どこにあるのだろうか?

同店では、買い物をすればポイントがたまる、ポイント制を導入している。近い将来には、大手傘下だと規制があってできない携帯とパソコン間の相互リンクも行う予定だ。

それぞれのサイトでパソコン(あるいは携帯)限定商品を企画し、相互に誘導できればと考えている。大手モールと比べても、サービスに遜色はないのである。

同店の狙い、それをとく鍵は、目的にある。

「より多く売る」「より広く知らしめる」ためには、大資本を利用するのも手だ。たしかに大手モールに参画すると集客のメリットは大きいが、価格やシステムで折り合いがつかないことも少なくない。一方、同店の目的は、「時間をかけて、よりよくお客様とかかわりたい」というもの。このようにニッチ市場を狙う場合には、必ずしも大資本は必要ない。雑貨という商品の性質上、規格化されたフォーマットでは叶わないセンスで勝負するオリジナルサイトは、長い目で見た場合、本物のユーザーを育む。

プラスアンドカンパニー株式会社

カリスマ雑貨プロデューサー、マツドアケミ氏がセレクトしたインテリア雑貨の店「アリヴェ デパール」。横浜、青山、多摩、自由が丘と、首都圏の一等地にリアルショップを4店舗構え、スィートなテイストの雑貨でファンを増やしている。取り扱う商品は、フランスを中心に世界各国に渡り、なかには、テレビにも取り上げられるほどの人気商品も。

ウェブサイト

http://www.arrivee-et-depart.com/

 

 

 

成功のポイント

  1. betrendの在庫管理サービスを使えば、煩雑で膨大な商品管理も、一括操作できる。
  2. 携帯ならではのセールストークを考えて、サイトをきめ細かくカスタマイズする。betrendなら、カスタマイズも簡単。
  3. betrendなどのASPサービスを利用すれば、オリジナル携帯サイトの構築は手軽にできる。 ニッチ市場を狙うなら、必ずしも大手ショッピングモールに属する必要はない。